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国家研究開発プロジェクト実証機に採用 高効率石炭火力発電 微粉炭・チャー搬送設備受注

酸素吹石炭ガス化複合発電実証試験設備の受注に関するお知らせ
ダイヤモンドエンジニアリング株式会社
 このたび弊社は、大崎クールジェン株式会社(本社:広島、中国電力株式会社と電源開発株式会社の共同出資会社)より、酸素吹石炭ガス化複合発電(IGCC)実証試験設備の一部である石炭前処理設備、微粉炭・チャー搬送設備を受注いたしましたのでお知らせいたします。

受注設備の概要

  • 石炭前処理設備:石炭を微粉化する設備
  • 微粉炭・チャー搬送設備:微粉化した石炭およびチャー(石炭から揮発分の抜けた炭素と灰分からなる粒子。ガス化炉から排出される生成ガス中の未燃炭素の飛散物)を加圧された高温のガス化炉に定量供給する設備
 今回採用された設備は、このIGCCの安定運転に必要なものであり、弊社がこれまで培ってきた高精度の粉体搬送技術、大手鉄鋼メーカー向け高炉への微粉炭吹込設備の納入実績、様々な運転条件に適応できる高温・高圧粉体の定量・安定輸送システムの確立等が評価された結果であると考えております。同社では、これを機に、今後のわが国のエネルギー政策においても重要なベース電源として位置づけられると思われる石炭火力発電分野での受注拡大に努めてまいる予定です。

 

 なお、今回の実証試験設備(発電所)は広島県大崎上島町に設置され、2013年3月着工、2017年3月より実証試験開始となる予定です。

IGCCについて

 石炭を高温高圧のガス化炉で酸素を用いて可燃性ガスに転換し、そのガスを燃料としてガスタービンを駆動し、さらにそのガスタービンの排熱を利用してボイラーで蒸気を発生させ、蒸気タービンを駆動して発電を行うシステム(ガスタービンと蒸気タービンにより複合発電する技術)です。
 IGCC技術は、国の審議会の報告において提言された、「ゼロエミッション石炭火力発電」の実現を目指した実証研究プロジェクトを推進する計画における基幹技術とされています。
従来の石炭火力発電を上回る発電効率の達成が可能であり、CO2排出量の削減が期待できるとともに、CO2を分離回収する技術と組み合わせることで石炭火力発電のゼロエミッション化の前進に大きく寄与することが期待されています。