Future Innovation事業内容メイン画像

国家研究開発プロジェクト実証機に採用 高効率石炭火力発電 微粉炭・チャー搬送設備受注

概 要

弊社が、中国電力とJパワー(電源開発)の共同出資会社・大崎クールジェン株式会社(広島県広島市)よりこのたび受注致しました、酸素吹石炭ガス化複合発電(IGCC)実証試験設備の石炭前処理設備、微粉炭・チャー搬送設備は、経済産業省の補助事業として実施される石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業として究極の高効率発電技術であるIGFC(石炭ガス化燃料電池複合発電)とCO2分離回収を組み合わせた革新的ゼロエミッション火力発電の実現を目指すプロジェクトの基幹技術設備であります。

石炭ガス化複合発電(IGCC)とは、石炭をガス化炉でガス化し発生したガスを燃料としてガスタービンを駆動し、さらにガスタービンの排熱を利用しボイラで蒸気を発生させ蒸気タービンを駆動し発電する次世代型の高効率石炭火力発電技術であります。

このIGCCの安定運転には、“石炭前処理設備”にて微粉化した石炭を“微粉炭搬送設備”により、加圧された高温のガス化炉に定量供給する技術が必要となります。この搬送技術に関して、弊社は、これまで大手鉄鋼メーカー向け高炉への微粉炭吹込設備を10年以上に渡り多数納入し、培ってきた高精度の粉体搬送技術を基礎に、日本カーバイド工業魚津工場内でIGCC専用の小型高圧試験装置を建設し、多くの実績から裏付けされた差圧制御システム、粉体流動化システム、連続吹込システム、粉体均等分配システムを駆使し、また、高精度搬送に不可欠である同社オリジナルの粉体流量制御弁(可変弁)と粉体弁を導入することで、設計要求事項をクリアーし、あらゆる運転条件に対応した試験を成功させました。

その後、電源開発が北九州市の若松研究所で試験中の酸素吹き石炭ガス化パイロット試験設備(EAGLE)においても多くの試験を積み重ねた結果、高温高圧ガス化炉への連続高精度吹込みを実現し、またあらゆる運転条件にも適応出来る同社独自の高温・高圧粉体の定量・安定輸送システムを確立した事が評価され、微粉炭及びチャー(※1)の連続高精度吹込技術が実証試験設備に採用されました。
(※1)チャー:ガス化炉から排出される生成ガス中の未燃炭素の飛散物

今回の実証試験発電所は、広島県大崎上島町に設置され、2013年から着工し、2016年現地工事完了、2017年から実証試験を開始する予定です。

石油や天然ガスと比べ埋蔵資源が豊富な石炭が、エネルギーの安全保障の面で見直されている折、発電効率が飛躍的に向上し、温暖化ガスの大幅削減にも貢献するこのプロジェクトの受注を機に、世界最高レベルの石炭火力発電事業分野への受注拡大を図ってまいります。

お問い合わせ

ダイヤモンドエンジニアリング(株)
担当:居島(いじま)

937-0067 富山県魚津市釈迦堂1-7-22
TEL : 0765-24-5670
FAX : 0765-23-9210
Mail: dec.q-a@diamond-eng.co.jp

酸素吹石炭ガス化複合発電実証事業概要

酸素吹石炭ガス化複合発電実証事業概要

IGCC専用小型高圧試験装置(日本カーバイド工業魚津工場内)
IGCC専用小型高圧試験装置